ソフトテニスとは
ソフトテニスは、硬式と違って軽いゴムボールを打ち合うため、ラケット自体も軽く、ストリングのテンションもゆるくなっています。得点の数えかたも、硬式でいうセットが無く、4ポイント先取のゲームというものを取った方が勝ちとなります。そのため、展開は速く、小中学生では1試合20分程度になります。
ラケットが軽く、ゴムボールのソフトテニスですが、最近はとても打球が速くなっており、硬式テニスに近づいています。
1980年ごろのソフトテニスは木製のラケットで、振った時のしなりが大きすぎた事や、そもそもボールが軽く柔らかいためすぐに変形してしまい、力が加わり難く速いボールを打つのが大変でした。また、今ほど科学が重要視されていなく、体の使い方も思い込みて語られることが多かったです。
近年、ラケット性能の向上により、ボールを効率良く飛ばす事が可能になり、楽に速いボールを打てるようになっています。その結果、1秒に8m〜15mほどボールが進む動きの速いスポーツになり、今までの思い込みの体の使い方ではなく、きちんと検証されたコンパクトな使い方に移ってきています。
また、ボールが速くなり、次のボールが来るまでの時間が短くなったため、走る、打つに加え、予測という新しい要素が加わり、洞察力と複数の事を同時に考える力が必要になっています。